青春さまの青春鉄道、紙端国体劇場作品の二次SSブログです。
同人、腐、女性向けなどに理解のない方、義務教育を終了していない方は、ご遠慮ください。
実在の個人、団体、鉄道等とは一切関係ございません。
きのうは無事、スパークに参加することが出来ました。
楽しかったです。ありがとうございました。
山形×東海道も蔵王×はとも、素敵なペーパーやアクセサリーや、たくさんのご縁がありました。
なかでも、山陽×九州の話題が多めだったかな? と感じました。
ほかにも思うところありまして、九州新幹線について山陽新幹線に考えてもらいました。
山陽×九州的に。
断片です。また、いつものSSとは今のところ関係ありません。
楽しかったです。ありがとうございました。
山形×東海道も蔵王×はとも、素敵なペーパーやアクセサリーや、たくさんのご縁がありました。
なかでも、山陽×九州の話題が多めだったかな? と感じました。
ほかにも思うところありまして、九州新幹線について山陽新幹線に考えてもらいました。
山陽×九州的に。
断片です。また、いつものSSとは今のところ関係ありません。
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「わたしは性格が悪いのではない。単純にきみたちを見下しているのだよ」
なんて性格の悪いやつだ。性格はともかく感情表現の残念なあれと、性格も感情表現もアレなこれと、両端で接続しなきゃいけないおれって、どれだけ貧乏くじなの。しかも、あれとこれは最悪に仲が悪いときてる。
そう思ってた。
それでも、やるけどね。やるしかないなら、せいぜい上手くやってやる。それが仕事上のプライドであり、お坊ちゃま二人にはさまれた雑種の意地だ。
そう思ってた。
ところがだ。
いざ直通してみると、目を開かれることが多かった。東日本の柔軟さとも、東海の実利一辺倒ともちがう、不思議な有能さ。基本を守りながら独自の道を行く、理想を追求する――言うは易し、行うは難しのそれを着々と実現していく実力。そのみなもとは才能であり人脈であり熱意であって、根底に人柄と努力があることを認めないわけにいかなかった。
仕事に関しては評価せざるをえない、むしろ尊敬を感じていることに戸惑ったのはたしかだ。自分に対する日常の言動は、あいかわらず残念なものだったから。
それが、他者には違うということに気づいたのはいつだろう。部下や部外者にはもちろん、高速鉄道たちに対しても、おなじく「えらそーな態度」をとりながら、自分と東海道には格段に露悪的なものだと気づいたのは。
そして、三人の愛すべき女の子に対するまなざしの豊かさ。
矛盾といえるほど極端な要素が、複雑かつ強烈にこのひとの中に混在している。不可解ではあるが、違和感はない。多要素を包含したまま自然体で闊歩する男。やることなすことハイレベルなブラックボックス。
気づかぬうちに、そいつのことばかり考えていた。
どうやら東海道には教育的な姿勢、自分には気を許した遠慮のない態度をとっているつもりらしいと知ったとき、謎が解けた。
こいつは、ほんとうに性格が悪いのではなく、単純に有象無象を見下しているのだと。
生まれついた本性のままに、まっすぐに生きているだけなのだと。
謎が解けて、すこしは意思の疎通もできるようになって、直通も順調で。
それなのに、それからも暇があれば彼のことを考えている自分に気づいて、愕然とした。
知らぬ間に、望みのない恋に落ちていた。
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プロフィール
HN:
削谷 朔(さくたに さく)
性別:
非公開
自己紹介:
山形新幹線×東海道新幹線が好きです。
でも基本的に雑食、無節操ですのでご注意ください。
鉄分のない駄文ですが、よろしければ覗いていってください。
でも基本的に雑食、無節操ですのでご注意ください。
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